4月19日が飼育(419)の日

暖かくなってきたので、お出かけ先の候補に動物園も入ってくる頃でしょうか。というか、、、ぜひ入れてやってください!!

さて、今回は、4月19日が飼育(419)の日ということで、動物園の歴史なんかを紐解いていってみようかと思います。

どこを始まりとするかは難しいのですが、見て楽しむための動物飼育は、古代エジプトや中世ヨーロッパの貴族が戦利品や貢物として集めた動物を自分の庭で飼育していたのが始まりです。

その後、一般向けに開かれたのは、1752年にオーストリアの「シェーンブルン宮殿」に作られた動物園が起源です。これは、皇帝が妃のために作ったもので、それが1765年に市民に公開されました。この頃の動物園は娯楽施設としての要素がほとんどで、今のように教育や研究の役割は無かったようです。

では、今のような動物園の起源はどこなのか。それは、1828年にロンドン動物学協会が開いた「ロンドン動物園」です。科学的な研究の資料として世界各地から動物を収集し、展示しながら動物学の発展に役立てていこうという方針で開園されました。また、この時に「ZOO」という言葉も誕生しています。

その後は、1907年に「ハーゲンベック動物園」が動物と人を柵ではなく、モート(堀)で区切る「無柵式展示」を導入します。この頃から、動物福祉の考えが強くなってきたようです。

そこからは、地域ごとに展示する「生態展示」や、まるで動物と同じ場所にいるような「ランドスケープイマージョン」など、様々な展示方法が導入されていきます。以前、話題になっていた「エンリッチメント展示」もこういったところから発展してきたうちの一つです。

元々は人の好奇心から始まった動物飼育は、様々な経緯を経て多様に発展してきました。

そして、日本での動物園の歴史のスタートは上野動物園からです。1882年(明治15年)開園で、板垣退助が生きていた時代です。さて、今では人気職種の一つですが、かつて日本での飼育員の扱いは「3K」でした。「臭い、汚い、きつい」です。もうリタイアされた飼育員の大先輩から聞いた話ですが、その方が若い時に子連れの親子に指をさされて「ほら、あんたもちゃんと勉強しないとあんなふうになっちゃうよ!」と言われたそうです。現在だと考えられないですが、その方も今の飼育員人気が信じられないと言っていたのが印象的でした。

現在、飼育員は飼育業務だけでなく、大工仕事、研究、トレーニング、イベント、SNSアップなど様々な業務をこなさなければいけない時代になっています。ですが、根幹にある「お客様に動物を楽しんで見てもらいたい」という気持ちは変わっていないと思います。先人の築き上げてきたものを受け継いでさらに発展させていけたらと思っています。

なんだか、堅苦しくなっちゃいましたが、、、楽しく動物を見ていただけるように飼育員一同頑張りますので、遊びに来てくださいね!

写真はのんほいパークの歴史を一番長く見てきたダーナです。

ゾウ担当者

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