案外嫌われない!?

動物に好かれる人、そうでない人、動物園の場合は誰でしょう?

 

多くの方がイメージされるのは、好かれる人=普段美味しいご飯を用意してくれる飼育員、

嫌われる人=治療で捕まえたり針を刺したりする獣医師、ではないでしょうか・・・

あながち間違ってないですし、自身もそう思っていましたが、最近になって案外そうでもないかなという印象を持っています。(※個人の感想です)

 

治療や検査は、従来は捕獲や麻酔を用いた強制的なものが殆どでしたが、近年はハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)を用いて、動物に自主的に協力してもらって投薬や採血を行うことが増えてきています。

 

この方法では、普段の餌と違う「とっておきの餌」がトレーニングの『強化子(≒ご褒美)』としてもらえるため、嫌な印象がつかないようです。針で「チクリ」程度なら、もらえる御馳走の方が勝るのでしょう。

特に、餌に全集中しているニホンジカやライオン、ホッキョクグマなんかは、こちらの存在すら気にしないのか、針で刺しても全く気が付かない様子です。これなら嫌な印象が残らないのも納得です。

 

一部の個体は、吹矢でドーンと麻酔をかけられても、案外覚えていない様子なので、トレーニングに限らず後に引きずらない性格なだけかもしれませんが、いずれにせよ「こいつが来ると美味しい思いができるぜ」と思われれば願ったり叶ったり!全ての飼育動物とwin-winな関係をつくれますように・・・

 

 

 

獣医師K

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